ハイモロック

ハイモロック製品形状

高濃度液状品のエマルジョンポリマー・ディスパージョンポリマーをはじめ、粉末状ポリマー、高濃度ペースト状ポリマーまで、多彩なニーズにお応えできる形状で製品を取り添えています。

形状
特性
エマルジョン
ポリマー
ディスパージョン
ポリマー
粉末状
ポリマー
ペースト状
ポリマー
製品粘度15~1,000mPa・s 10~500mPa・s50~数万mPa・s
溶解時間30~60分3~10分60~120分3~120分
凍結温度-3℃〜0℃0℃
溶媒水溶液なし水溶液
乳化剤ありなしなしなし
製品貯蔵FRPタンクポリタンクなしポリタンク

ハイモロックの安全性

この資料の内容は通常の取り扱いを対象としたものです。特別な取り扱いをする場合には新たな用途、用途に適した安全対策を実施の上、お取り扱い願います。
ハイモロック製品の性状、危険・有害性に関しては、安全データシート(SDS)をご参照ください。生産にあたっては、安全性に配慮した品質管理、および各種安全性試験を実施しておりますが、すべての化学製品には未知の有害性が有り得るため、取り扱いには十分注意してください。 ハイモロック取扱い上の注意

小さな粒子を大きなフロックに

水に分散している粒子を大きなフロックにして沈降・浮上・ろ過・脱水などを容易にすることを凝集処理と言い、この目的に使われる薬品を凝集剤と呼びます。凝集剤の作用は凝結作用と擬集作用の2つに大別されます。

凝結作用

水中の懸濁粒子には互いに引き合う引力があります。しかし粒子表面は(-)に帯電していて互いに反発し合うか水の膜に覆われていて粒子間が離れすぎているために引力が働きません。このような時に硫酸バンドなどのカチオン(+)を添加すると表面電荷は中和され、水の膜は取り除かれて引力が働き出し粒子同士が結合して沈降し易くなります。この現象を凝結作用と言います。

分散状態→凝結剤→凝結後

凝集作用

一般に凝結作用だけで沈降・浮上処理するには粒子が細かすぎて不十分なために、粒子をさらに大きくする必要があります。高分子凝集剤ハイモロックは架橋吸着作用により、粒子同士を強い力で結合させる接着剤として働き、大きく強いフロックを形成します。この現象を擬集作用と呼びます。

凝結後→高分子凝集剤ハイモロック→凝集後のブロック